News and Announcements [in Japanese]
地磁気センターニュース


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 地磁気世界資料解析センター News No.110     2008年7月17日
 
 
 
1.新着地磁気データ
 
    前回ニュース(2008年5月22日発行, No.109)以降入手、または、当センターで入力したデータのうち、
主なものは以下のとおりです。オンライン利用データの詳細は
(http://swdcwww.kugi.kyoto-u.ac.jp/catmap/index-j.html) を、観測所名の省略記号等については、観測所
カタログ(http://swdcwww.kugi.kyoto-u.ac.jp/catmap/obs-j.html) をご参照ください。
また、先週の新着オンライン利用可データは、  (http://swdcwww.kugi.kyoto-u.ac.jp/wdc/onnew/onnew-j.html)
で御覧になれ、ほぼ2ヶ月前までさかのぼる こともできます。
 
      Newly Arrived Data
 
        (1)Annual Reports and etc.
              SOD (Oct.- Dec., 2007), NGK (Mar. - June, 2008),
 
        (2)Kp index: (http://swdcwww.kugi.kyoto-u.ac.jp/kp/index-j.html)
              May - June, 2008
 
 
 
2.AE指数とASY/SYM指数
 
   2008年6月分までの1分値ASY/SYM指数を算出し、ホームページに載せました
 (http://swdcwww.kugi.kyoto-u.ac.jp/aeasy/index-j.html)。また2008年5月までのProvisional AE指数も上記
アドレスからダウンロード可能です。
 
 
 
3.テミス(THEMIS)およびツインズ(TWINS)衛星プロジェクトとの協力
 
  当センターでは、地磁気AE指数およびDst指数のサービスを、主としてホームページ
 (http://wdc.kugi. kyoto-u.ac.jp/ae_provisional、または/dst_provisional)から行っていますが、このたび
THEMIS衛星プロジェクトからの要請に応じて、THEMIS衛星データ解析ソフトウェアからのサービスも行うことに
しました。THEMIS衛星プロジェクトは地球近傍を飛翔する5機の衛星群と地上多点観測網により成り立っており、
そのメインミッションはサブストームの発生機構を解明することとなっています
(http://themis.ssl.berkeley.edu)。サブストーム現象を選び出すためにはAE指数が大変役に立つため、衛星
データとAE指数を同時にかつ迅速に比較したいというユーザーからの強い要望があったということが、今回の
協力に至った背景です。
 具体的には、THEMIS衛星プロジェクトから提供されているソフトウェアを利用すれば、ユーザーは簡単に衛星
データと当センターの地磁気指数を比較できるようになっています。2008年7月の段階では、まだbleeding
edge バージョン(βバージョン)の扱いですが、将来的には改良を進めてTDASバージョン(公式公開バージョン)
に含められる予定です。現在からそれほど日時が経っていない比較的最近の地磁気指数は、観測所からのデータ
の追加や差し替え・キャリブレーションなどによって、その値が時には大きく変わる可能性があるため、この
ソフトウェアでは、毎回最新の地磁気指数データを取得するようになっています。しかしながら、研究発表や
論文発表の際には、当センターのページから最新の指数を取得していただきますようお願いいたします。
 また、TWINS衛星プロジェクトからも同様の協力要請があり、今後担当者と協議の上、地磁気指数に関する
サービスの向上を目指していく予定です。
 
 
 
4.地磁気世界資料解析センターデータサービス報告
 
(1)	収集・発送(2003-2007年)
 
 

 
 
 
(2)印刷・出版 (2007年1月-2008年6月) 
    1) データブック
       Mid-latitude Geomagnetic Indices ASY and SYM (Provisional) No.17, 18(2006-2007)
         Provisional Geomagnetic Data Plots No.33-35 (Jul. 2006 - Dec. 2007)
      2) データカタログ
         World Data Center for Geomagnetism, Kyoto, Data Catalogue No.28, 2008年4月
      3) ニュース
         地磁気世界資料解析センターニュース (No.101 - No.106)
      4) 理科年表2008への図面・データ提供
 
(3)オンラインデータベース
      1) 信楽、峰山磁場観測データのオンラインリアルタイムマグネトグラムサービス
      2) 準リアルタイム地磁気データ表示 (信楽、峰山、阿蘇、ピマーイ、イズニック)
      3) Realtime,provisional Dst指数表示
      4) Realtime,provisional AE指数表示
      5) Realtime Pi2型脈動検出+データ表示(峰山, 柿岡, Furstenfeldbruck, York, APL, Teoloyucan)
      6) アーカイブ地磁気データ(1秒値,1分値,1時間値)のプロットとデータ出力
      7) 地磁気AE/ASY/Dst/Kp指数のプロットとデータ出力
      8) マイクロ画像データオンラインサービス
      9) オンラインデータカタログの自動更新とオンライン検索
     10) 印刷データカタログのPDF版
     11) 国際標準モデル磁場(IGRF-10)の計算・表示
     12) 国際標準電離層モデル(IRI2007)による電離層電気伝導度モデル計算
 
 
 
5.2008年1-6月のkp指数図表
 
  2008年前半のKp指数図表 (Bartels musical diagram) を下に示します。オリジナルは 
ftp://ftp.gfz-potsdam.de/pub/home/obs/kp-ap/music/ の下にあります。
 
Kp指数の数値 (1932年以降) 、及び1990年以降のKp指数図表は
http://swdcwww.kugi.kyoto-u.ac.jp/kp/index-j.html からご利用になれます。最新のKp指数は原則として翌月
半ばには利用可能となります。
 
 

 
 
 
6.国際シンポジウム:IGYから50年−最新情報技術と地球・太陽の科学−の開催案内
 
    世界資料センター組織(WDC: World Data Center System)が作られるきっかけとなった国際
地球観測年(IGY: International Geophysical Year)から50年を記念して、下記国際シンポジウム
が開催されます。アブストラクト投稿締め切りは7月23日です。詳細は、
http://wdc2.kugi.kyoto-u.ac.jp/igy50/ をご参照願います。